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んちゃって英語ガイド

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英語はやっぱりわからない


昨日の翻訳研究会でのはなし。

O先生は、
夏休みシアトルに行く。
2年越しの小説の翻訳を完成させる。
翻訳中の作品の
著者は90歳の白人女性 
元気なうちに日本語翻訳版を見せたいという。

本格的に取り掛かった翻訳を8月は鬼のようにやる。
足の筋肉が萎えるほど集中する!
この世とはしばらくおさらば。
去年は
夫が苦手なドイツ語の文献を読みながら英語で70ページの論文書いてた。
締め切りに遅れ悲壮感が漂ってた。
その、人を寄せ付けない切れそうな緊張感を尊敬した
それを見習う!という。

9月の彼女の旅は
翻訳を終わらせ
著者に疑問点を聞くのと
背景調査、
現場に立ってみるのと
関係者への確認が目的。

なかなかドキドキする状況もあるらしい。

映画『ヒマラヤスギに降る雪』知ってる?
あの島に泊まって、
フェリーでシアトルに通勤する予定で
映画の時代考証を担当した日系人記念館の元館長が世話してくれるんだけど。
メールの英語の意味がわからないのよね。
どうでもいいのかもしれないことだけど
なんか落ち着かない。
たとえば
finland系の人なので、
自宅にsaunaがあってそれを今は書斎にしているって
どんなsauna?ぎもーん。
それに
tree house/tea houseで、
あなたがadventurousだったらjet lagを解消できる
と書いてきたんだけど
tree house がtea houseってどういうこと?
tree houseって木の上の小さな小屋よね?
それに。。泊まれといってる?泊まれる大きさ?お茶を飲むだけ?

自分って英語がまったくわかってない?
ドキドキよ。
でも行くとわかるから まっいいか。

英語は母国語じゃないし
何年やっていても
具体物は見たことないと わからないことは多いよね。

本当に、知らない物、見たことないもの
それが一番わかりにくいものかも。
でも、
スコット・ヒックス監督の
「ヒマラヤスギに降る雪」は墨絵のような映像だった。
その島に滞在し、
杉の香りを全身の毛穴に呼吸するだけでもいい。
by endoms | 2008-07-26 08:58 | 翻訳は楽し