リサともユーリケともハグでわかれて
Keep In touch!
外はひどい雨
だったら 忘れないうちに何をしたのかを書きこんでおこう。
ホテル
庭のバラが最後の輝き
それに翻訳の原稿も送られてきた。
ゆっくりホテルの部屋でぬくぬく。
ツインルームのシングルユーズ 広くてきれい。
それにしてもリサが
もう着ないから使って!ってくれた南極で使ったというジャケット
困ったな~ 大きくと重くて
「私は、使ったら捨てるよ!」
「駄目だよ~。日本に持って帰りなよ!」
「ジャー要らないってば!」
「ジャー良いよ、今日つかって捨てても。whatever!」
だそうだし。
雨でも暖かそうだからこれを着てフットパスのある丘に登って来よう。
ぶかぶかだけど。
まずはインフォメーションセンターで地図を買い。
しっかり道も聞いて
ランチランチ
不良だから昼からビールを飲んだって 当たり前だし。
特大のハドックのfish&chipsを食べても これから歩くし!
それにしても雨はやまない。
いやいや
雨天決行!
フットパスの入り口まで来ると
嘘のように雨はやんだ。
ほらね!
まっすぐのぼりが続く。
ヒースの花の最盛期。
雨でぬれた岩の山道は滑りやすい。
人影は全くない。
誰も雨だから歩こうとは思わないのね。
こんなに気持ちいいのに。
ちらりと頭をかすめる。
熊は出ないよね?
ここで転んで歩けなくなって
誰も来てくれなくて、夜中に寒さで死んで。。
いやいや大丈夫。死体は収容されるから。
さっきオーストラリア人の夫妻に
雨でもしょうがないから丘を歩いてくるわ!って言って驚かれているから
私が姿を消したらここを捜索するはず。
でも明日までか~~寒いぞ夜。
どんな幻覚を見るんだろう、ぶかぶかのリサのジャケットを幻覚で脱ぎ棄てるんだろうか?
そんな妄想をしながら30分 ゆっくり上る
小さな川に架かる橋
ヒースの野原が一面広がる。
さらに歩く。
下にはウルプールの町が広がる
結局
誰にも会わずに、熊も出ずに、死んだりもせずにホテルに戻ってしまった。