んちゃって英語ガイド

endoms.exblog.jp
ブログトップ

「寄りかからず」   by 茨木のりこ

贅沢な
早い午後の本屋

長いこと立ち読みをして
いろいろ気になる本と
黒田龍之介さんの本も買って
ハッピー。

帰りがけに詩のコーナーをのぞく

いつも
こわごわ手に取るのは茨木のりこさんの詩

読むだけで 背筋がのびる。

疲れているときは
心がぺしゃんこになりそうなインパクト

彼女の詩集は人からもらった1冊だけ。
怖くて自分では買えない。

「よりかからず」という言葉が目に飛び込む。

手に取り、詩を読む。



『よりかからず』  茨木のりこ          

もはや  できあいの思想にはよりかかりたくない

もはや  できあいの宗教にはよりかかりたくない

もはや  できあいの学問にはよりかかりたくない

もはや  いかなる権威にもよりかかりたくない

ながく生きて  心底学んだのはそれぐらい

じぶんの耳目  じぶんの二本足のみで立っていて

なに不都合のことやある

よりかかるとすれば  それは  椅子の背もたれだけ




「長く生きて 心底学んだのはそれぐらい」
あー 刺さる。

自分には 心底学んだと言えることがあるか?

色んなものに寄りかかってないか?
世間の耳目で行動してないか?

この詩は
自分のあり方をうつす鏡だよなー。

でも、この詩集は買わない

だらけて 凡庸で 生臭い自分を

鏡にうつすのは時々で良い。
[PR]
by endoms | 2009-02-13 16:43 | それぞれな女たち