んちゃって英語ガイド

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2006年のガイド経験から学んだこと



ガイドの仕事でも、外国からの友人の案内でも、経験から学ぶことがたくさんあります。昔の日記から。

5月

函館でサファイアプリンセス号の仕事。
バス出発の5分前に行き先変更。
トラピスト修道院に行くと言い出して、あせる あせる。
だって、そこは行かないといわれていたので何派の修道院か、歴史は、どこを見ることが出来るか全く調べてなく。
急きょ、ソーラン節の由来や歴史を話し、歌い、めちゃくちゃの踊りだって披露しちゃいました。
それでも時間があったので、日本の教育制度についてとか、日本人の職業倫理観まで話していました。
やたら英語の上手い日本人エージェントも乗っていてずーっと仕事振りをチェックしているし。冷や汗。トラピスト修道院に着いてからガイドブックで調べて帰り車中で説明をして やれやれ。
次の年に同じ仕事の依頼が来るまでドキドキでした。

教訓:準備が出来ていないときは
1)とっさの機転を利かせる。2)得意なことを話す。


6月
アメリカ人心理学教授のジョアン・サンダース先生がお姉さんと来札。
私のことを札幌のスィスタと軽い黒人訛りで呼んでくれます。
一緒に整体にも行きました。
整体師の話では黒人は関節も筋肉も柔らかく、次はアジア人、白人は全身固い人が多いそう。
だから、ジョアンの身体は柔らかくてクネクネだそう。
へーと感心!
というのは去年、
北欧系白人を美容室に連れて行ったら、「白人の髪は柔らかいから、扱いが違うんだ。」と。

教訓:人種によって身体の色々な部分が違う。

7月
クルークシャンクス教授夫妻。4回目の札幌。
奥さんのデビーと買い物に歩き回り、
丸井さんでおそろいのスカーフを30%オフで買いました。
クルークシャンクス夫妻とは、これまで積丹3回。
岩見沢、白老、小樽、ニセコ、洞爺、昭和新山、留萌、増毛まで。
今度は旭岳? 知床?富良野?だんだん遠くなる。。。

教訓:札幌近郊の自分なりの観光スポットを開発しておく!

8月
「活動的なB型星の学会」のガイド仕事で小樽の観光案内。
ツアー先は500羅漢寺や手宮洞窟と どこか学究的!
小樽北一ガラスのテラスに6層のアイスがあって、お勧め!といったら、みんな殺到。
巨大なアイスを手に餅無邪気な顔に。
地球物理学者にはアイスが似合う!

教訓:いかめしいそうに見える人でも、子供の心を持つ事を忘れない。

8月
児童教育学のシャレー先生の恋人の早口テリーさん。
株のトレーダーだから、まー説得力のあること。
北海道神宮についた途端マシンガンのような英語で質問攻め。
ここにくるんじゃなかった!と後悔。
神道や結婚の習慣について自分の知識と説明力のなさが悲しい。
速い英語を一杯聞かせてくれてリスニングの練習にばっちり。

教訓:自分が説明できない場所に連れて行き、自分の勉強不足を確認することも必要。

9月
グリーン先生夫妻。アラスカでクルーズをした後に札幌へ。
「あなたの一番好きなところに連れて行って」といわれ、ちょっと動転。
外国人が喜びそうな場所だけ考えていたから。
それで、えい!マイナーだけど。
マイベストのニセコ神仙沼に行く。

9月の高い空が映える鏡のような湖面、さやさやの風、フレンドリーなトンボたち、針葉樹の香り。
ゆったりと3人でおしゃべりして歩いて笑って もう完璧な夏の午後を過ごす。
観光地ではないけどみんな満足。

教訓:行き先に困ったときは≪自分!≫が絶対満足する場所に連れて行く。幸福度は伝染するから。

10月
ガイシンガー先生夫妻。火山が見たいというので、支笏湖、壮瞥、昭和新山と有珠山、洞爺湖へ。
洞爺湖や西口火口、昭和新山、有珠山ロープウェイは仕事で慣れているのですんなり説明が出来る。
洞爺湖ではランチの後で二人を遊覧船に乗せてしめしめ。
一人で温泉へ行き、支笏湖を眺めての露天風呂は最高!
帰路は中山峠を通って札幌へ。
睡魔と闘う長い1時間半だった。

教訓:自分が運転しての日帰りドライブでは入浴しない。
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# by endoms | 2008-03-24 16:13 | ガイド日記

ガイドの仕事では  急なドタキャン ドタ変更にそなえる

最初の予定

1月26 27 29 30日の4日間のガイドの仕事が入った。
お客さんは上海から会議で札幌に来る某世界企業のトップ夫妻らしい。

26日は 12時半に千歳空港に出迎え、そのあと、中型ハイヤーでホテルに送り届ける。
3時前には終わる。1万2千円。
27日は 手稲オリンピアスキー場でスキー。スキー道具ウエアーの手配。
4時から大倉山ジャンプ場見学で6時にホテル。2万2千円。
28日は 一日会議のためガイドはなし。
29日は 札幌から中型ハイヤーに同乗で洞爺湖温泉で宿泊。
 仕事なし。前泊5千円のみ。
30日は 5時にハイヤーに同乗して千歳空港へおくり届けて7時半の飛行機に乗せる。
それで仕事はおしまい。1万2千円。


予定変更の波

第1波 到着4日前
26日キャンセルで、到着は27日。29日30日の予定は変更なし。
27日の仕事はホテルまでの送迎のみという。
第2波 到着2日前
27日は定山渓で温泉体験で6時までの仕事。29日30日は変更なし。
第3波 到着前日
27日変更なし。29日30日はキャンセル。
もうどうにでもなって! と言う心境で空港に向かう。


当日のガイド

第4波 27日12時半到着後
  温泉体験はキャンセル。
他のプランを求められる。やっぱり!
→3プラン提案の中から。
桑園の場外市場で昼食。毛カニの刺身、ゆで、刺身。
札幌の中心部を案内して大通り公園で雪祭りの雪像制作風景を見る。
4時半仕事終了。



お客さんのプロフィール
全員上海在住で欧州会社の重役と高級技術者らしい。
  ニューヨーク生まれの中国系支社長夫妻 英語 中国語少し 30代後半
  アイルランド人技術者        英語 中国語できない 30代後半
  イギリス人科学者          英語 中国語できない 40代前半


実際の報酬 


実質4時間のガイド業務。 2万5千円が振り込まれた。
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# by endoms | 2008-03-22 23:34 | ガイド日記

2008年2月 ハワイからの観光客のガイド

17名の団体(含 ハワイ在住日本人添乗員)

冬はバスの中でのガイドが主です。
どんな事を話したか簡単に書きます。

2月7日

千歳空港-バスA15分―冬靴を買う―バスB40分―支笏湖

A スケジュールの説明、北海道の概略、冬の歩き方、
B 支笏湖、冬祭りの制作、アイヌ

支笏湖―C1時間30分―札幌ルネサンスホテル
C 食べ物、交通機関、北海道の概観、札幌雪祭り、北海道の開拓の歴史、札幌の名所の案内、小樽の名所と歴史

2月10日

札幌―D1:20分―砂川オアシスーE1時間20分―旭山動物園―F15分―旭川ラーメン村-G10分―男山酒造―H30分―旭川冬祭り-I1時間20分―層雲峡温泉

D 北海道の石炭産業、話題の時事問題、中国製餃子の農薬事件、お菓子、お土産、白い恋人、大雪山国立公園、
E 旭川市のこと、石狩川、旭山動物園の動物と歴史、酒造り、
F ラーメンのいろいろ
G 日本酒のことと、蔵開きの案内
H 旭川冬祭りの雪像作成、ギネス認定、おがくずトイレ、自衛隊の話、冬の寒さ
I 大雪山国立公園、動植物、話題の時事・洞爺湖サミット、温泉の話・入り方、温泉でどう過ごすか、浴衣の着方、温泉旅館とは。

2月11日

層雲峡温泉―J1時間30分―砂川パーキングエリアーK1時間20分―アリオ

J 層雲峡の動植物、国民の祝日、成人式、お土産の話、日本の年中行事、 眠そうなので休憩
K 添乗員さんビンゴゲーム、英語のクイズ、札幌の話、大通り公園の行事・ヨサコイソーラン祭り(ソーラン節を歌う)、アリオについて、サッポロビール園の話

実際の報酬

同じコースの仕事ハ3年目、さすがに話が楽になる。
一日当たり2万5千円が振り込まれた。
日系人なのに多額のチップをくれる。
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# by endoms | 2008-03-22 23:09 | ガイド日記

ニューヨーク トリロジー  ポール・オースター作

シティー・オブ・グラス

文中で登場人物が、『ドン・キホーテ』のセルバンテスの小説作法を推理する場面があるが、この本は『ドン・キホーテ』になぞらえた構成であるといえる。

作品の冒頭にぐんぐん引き込まれる。

一人暮らしの中年の男性詩人クインは創作活動をやめ、少しの蓄えでマンハッタンのアパートで思索にふけり無為な生活していた。ある真夜中、クインにかかってきた間違い電話は、探偵のポール・オースターへの依頼電話であった。幾度か間違い電話を受けるうちに、クインは好奇心に駆られオースターと偽って、依頼者のスティルマンのアパートに出向く。20代後半と見えるスティルマンは、機械的な動きでクインの待つ居間にやってくると、幼児のような話し方で生い立ちを語り始めた。

スティルマンの父親は名家の出身で、名声を得た言語学者だったが、やがて極端な理論を持つようになり学究社会から遠ざかるようになる。彼の理論とは、本質的に人間には言語能力が備わっていて外部の刺激や教育を受けなくても、その言語能力は自動的にスイッチが入る。人間本来の純粋な言語を発語することも、外部の刺激を一切与えなければ可能であるという理論だった。そして、父親はスティルマンで自らの理論を実験した。
父親は、母をなくしたばかりの7歳のスティルマンをアパートの一室に閉じ込めた。音声、書物などに触れさせず、窓にはカーテンを閉めて、言語のみならず外部の刺激を与えなかった。そののち、アパートの火事騒ぎでスティルマンが救出されたのは21歳の時だった。父親は、精神病院に収容され、スティルマンは医療施設で保護された。
それから数年してスティルマンはセラピストと結婚していたが、父親が退院すると言う知らせを受けた。父親が自分の危害を加えに来るとおびえ、自分を保護してくれるようにオースターに依頼したのだった。

このように、冒頭部で読者を引き込む仕掛けが用意されているが、作者のオースターの伝えたいメッセージは話しの筋ではない。シティー・オブ・グラスと言う題名が暗示するようにニューヨークに住む人々の匿名性が一つのテーマだ。作品には、セントラルステーションに着いたばかりの列車から波のようにクインのほうへ押し寄せる人の流れ。マンハッタンの街という空間をお互いに接点のないまま共有するホームレスや、通勤者、着飾った人々が登場する。
その匿名性の延長上に同一性が潜む。

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誰でもなくて誰でもありえる人間の存在が、クインと、スティルマン、その父親、オースターがすべて一人の人間と解釈できる仕掛けで展開される。
例えば、クインはスティルマンの父親に、自分を彼の息子と信じこませることさえ出来る。
さらに、人工物である人間の築き上げた高層ビルの林立する大都会と、自然の空や風や緑との対比である。
人工物は、多くの廃棄物を生み出し、人間に虚無感を与える。
人間は多くを所有する事を望むが、所有することでは気持ちは満たされない。

読みながらそんな事を考えていた。

オースター作品は、ストーリーと登場人物の面白さに惹かれるが、
この作品はより深く人間存在を考えさせる作品。

洋書 ニューヨークトリロジーの1作目 本はフォントが小さすぎかも。
2008年3月
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# by endoms | 2008-03-22 22:50 | ブックレビュー

『中学英語で日本の行事が紹介できる』 



藤井亮蔵、大原正幸 エール出版社 2004年

「中学英語で紹介する日本」と言うシリーズの第1冊目。1月から12月まで12の章で、月ごとの行事を4-5点取り上げて英語で説明している。中学英語でと言っているが、使っている単語や熟語、構文などのレベルはそれよりも高いと思う。
on end, with nostalgia, be obliged to, encouragement, get the worst scoreとか。

著者も「この本は(原文のまま)、少し程度の高い表現や中学生が知らない語彙なども、いくらか含まれています。しかし、こういうものは両親か兄姉、または英語の先生などに聞いて。「なるほど、こういう言い回しをするんだな」とか、「こういう表現を使えば、英米人にも通じる英語になるんだ」と思って、そのまま覚えて自分のものにしてください。」と、最初に中学英語では書かれていないことが明記しているのだが。。

英文はアメリカ人のチェックを受けていて、文法的に間違いではないかもしれないが
少し気になる部分があった。

たとえば、スキーについてのある段落は(p41)At first I used to just go down a slope on skis but now I am in the eighth grade, I enjoy running through the snowfield for many kilometers on end. I belong to the track and field club so it’s also good for my lower body to be strong.
言いたいことはよく分かるけど、ちょっと順番を変えたらもっとわかりやすくなるのに。


「梅雨」のページにテルテル坊主についての説明がある。「We hang it(テルテル坊主) under the eves. Next day we’ll have fine weather, maybe.」
ここでmaybeを使うはメッセージの方向がわからなくなるのでは。
もっと、希望を入れて表現すればいいのにね。

なんて 読者としては勝手に色んな事を言ってしまうよね。




読んだ日 2008年2月
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# by endoms | 2008-03-22 22:31 | ブックレビュー

北海道ハイウェイブルース 

北海道ハイウェイブルース Hokkaido Highway Blues ウィル・ファーガソン著

北海道のパート 内容をかいつまんで言うと、こんな風だ。

北海道はアラスカとカンザス州を足して2で割ったような場所。およそ日本とは思えない。東京っちゅうよりはオスロかな?函館の朝市で食べるものはピザでさえも魚臭く、女性はまったく愛想がない。おじちゃんたちは親切だけど、見当違いの親切さ。日本海に沿って北上する途中で見た集落はどんよりした日本海の空の下にくすんでいるだけ。函館がロシアの名残を色濃く残した町なら、留萌はロシアの絶望感が漂う町。それに信じがたい事に、北海道で会う人会う人、「北海道はいいところでしょう?」と自信ありげに聞いてくる。

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*非常に素晴らしい文章。*筆者の旅と人生に関する考察は鋭い。
*古い情報・間違った情報には注意。
例えば、サッポロビールは日本で最初のビール工場ではないし、サッポロビールではもう無料試飲はしていない。今はジョッキ1っ杯200円なりー!

内容
水俣在住のカナダ人英語教師は、桜前線と共に鹿児島県の佐多岬から北上してきた。日本をヒッチハイクで縦断し、桜と共に最北端に到着するのが旅の目的だ。函館、札幌、厚田、浜益、留萌、豊富、稚内と北上を続ける。最北の地、礼文島訪問が時化による船の欠航で果たせないまま最終のぺージが終わる。
英語
北海道の部分は1-2時間もあれば英語の中級者にはラクに読める。筆者は自分を皮肉ったり、出会った人の特徴をデフォルメして描き出すので、エピソードの一つ一つが笑える!
あるあるこんな状況。いるいるこんな人!と膝を打ちたくなること請け合い。でもね。「なまら 意地悪いんでないかい?」と道産子なら言いたくもなる。

でも お勧め。めっちゃ笑えてためになる。

洋書
2008年3月 
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# by endoms | 2008-03-22 22:28 | ブックレビュー

通じないカタカナ英語



「通じないカタカナ英語」松本道弘著 株式会社DHC 2001年 360ページ

日本においてカタカナ語が英語の学習に弊害なのか、利点があるのかに関する論争は、英語関係の一般書や、英語教育の研究論文、学会発表などに多くみられる。本書の著者のようにカタカナ英語を排斥しようとする考えと、カタカナで既知の語は、英語でも理解と記憶が早いので、カタカナ語はうまく利用するべきだという立場である。

本書は約4000の日本人が間違って使いがちなカタカナ語を取り上げて、誤用と正用を示し、詳細な説明を加えたものである。本書の著者は、「初心者はカタカナ英語が正しい英語だと信じがちです。」(p12)といい、カタカナ英語への警鐘を鳴らす。文中では、読売新聞の「竹中経済財政担当相 ソフトな答弁 持論は一徹」という一面の見出しで使われている「ソフト」を取り上げて、腰の低いという意味で、He’s soft.といっても通じない。ウスノロ(stupid)なのかと誤解されかねない。すぐ人の言いなりになる甘い人をa soft touchというと言う。(p58)また、ストーカー(stalker)は英語では犯罪者を意味し、犯罪と認定されない嫌がらせの段階ではharassを使うという。(p50)

確かに、カタカナで記憶された単語を英語だと思いこむ傾向はある。2008年2月24日の実用英語検定試験準2級の2次面接委員をしたときに、ダンボール箱に入った食料品を車に積み込んでいる人を描写する問題があった。正解は「A woman puts a box in the car.」という単純なもので、箱の材質を答える必要はなかったが、受験者の半数ぐらいが、She put (carry)a bunball box in the car.のように答えていた。ダンボールは英語だと思っているのだ。私も、20年ぐらい前、アメリカでカリウムと言おうとして、カリアム?カーリウム?ケイリアム?といろいろ発音とアクセントを変えていってみたことがある。結局、化学記号を書いたら、「アー potassiumね!」と言われ、「あらー」っと思った。この時にはたちまち、カリウムは英語ではポッタシアムと覚えた。

本書の著者は、カタカナ語の中にも日本語として確立されたものもあり、すべてのカタカナ語を排斥すると困難な状況になると認める。しかし、通じないカタカナ語は誤解の元であり、品性に欠け、日本語の美観を損ない、日本語を侵略し、やがては日本文化の存在を脅かす類のものだと前書きに述べる。

しかし、英語教育の観点からは、カタカナ語が「がん細胞」のように日本語を侵略しいくかどうかは別問題となる。英語教育にとってカタカナ語は非常に強い見方である。たとえ、多くの間違いを含むとしても、カタカナ語のない状況での英語教育を考えたら鳥肌が立つ。

あるイタリア人女性と知り合うことでその思いは強くなった。私は2007年8月にエディンバラ大学のサマーコースをとった。週末のスコットランド旅行で修士号はイタリアで、パリのソルボンヌで博士号をとったイタリア人女性と親しくなった。フランス語はネイティブ並み、ギリシャ語とラテン語は高校で教えているという。でも、英語は去年から始めたという。ダンテの神曲、西洋哲学、教育、ミケランジェロの彫刻と絵画、ダビンチの謎と黄金率などを伝えたいのか、philosophy, pedagogy, proportion, symmetrical, divineなど一生懸命単語を探す。でも、日本人ならカタカナ語でも普通の人が知っているeasyとかonlyとかが出てこない。彼女はイタリア語には最近まで英語が入り込んでなかったという。

英語教育のためにはカタカナ語はあったほうがいい。なぜかと言うと、イタリア語以上に日本語は英語から遠い言語だから。初心者のクラスでessentialと言う単語を教える時、「肝心な、大切な」ですよ、と言うよりは、「ほら、エッセンシャル、TVで宣伝してるシャンプーよ。髪にとって大切で、肝心な成分が入っているのねー」と言うと、ストンとおぼえる。「アンブリーバボウは実はunbelievableでbelieve(信じる)+ able (出来る)+un(否定)よね。」「いつも行くコンビには convenience store。便利よねえー。」と説明すると学生は忘れない。カタカナ英語は初心者には理解の手がかりになる。英語と日本語のニュアンスの違いは最低限教え、排斥しないでうまく活用していくと良い。

本書の著者も、「カタカナ英語を今すぐ追放せよとアジるわけではない」(p254)、「悪質なカタカナ英語(parasitical katakana)を撲滅するのが、本書のparasiticide(寄生虫駆除剤、虫下し)である。かといって、カタカナ英語を完全になくする、アトピーが増える。」(p302)、「カタカナでおぼえるだけでなく、ついでにその周辺の単語を覚えてしまえば、英語も日本語も同時にのばすことが出来る」(p303)と言っていることからすると、「排斥」、「駆逐」と強い言葉を使いながらも、カタカナ英語の一定の効用は認めているのではないだろうか。

読んで、楽しめる本であるが、初心者には、薦めたくない。間違ってもいいから、カタカナ語を使ってもいいから、初心者は英語を発する事を学ぶべきであるからだ。



読んだ日 2008年1月
 
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# by endoms | 2008-03-22 22:20 | ブックレビュー

食パンがのどに詰まった!

一月のある日曜日の朝。
ゆっくりおきてきた加奈子ちゃんはびっくり。
おじいちゃんが食卓のいすでひっくり返っている。
ひえー。おじいちゃんは真っ青。
口の中に白いものが。
餅? 餅をのどに詰まらせた?

おかん と おとん は二階。
「救急車ーー!」と2階に向かって叫ぶ。

バタバタと、おかんが下りてくる。
ピンクのパジャマにぐしゃぐしゃ頭。
おかんはおじいちゃんを一目見るなり目が据わる。
「救急車は要らない!タオル!」と叫び、
背中をささえ身体を前に倒す。
背中をたたいて、タオルを巻いた手をおじいちゃんの口に入れる。
さすが看護士!
おかんはこの日から加奈子ちゃんのヒロインとなった。

おじいちゃんは無事生還し、まず一言
「何を騒いでおるう。わしの食パンは?」


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さて、この中で加奈子ちゃんはどこでしょう?
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# by endoms | 2008-03-22 17:45 | それぞれな女たち

私は北海道の英語ガイドです。

はじめまして。

ブログをはじめます。

素人の私が、突然、本を書こうと思い立って
どのようにして出版にこぎつけたかを書くつもりでした。

ですが、
いざ書き始めると
それ以外の日々の雑感でいっぱいに。

昔の友人、
訪れた様々な場所で出会った人のこと。

まあいいや。
どうせ んちゃってガイド日記。

つれづれなるままに、
授業の合間にさささっと書き散らかします。
思いついた事をランダムに。
これはストックされた思いの排泄作用かも。

本が出来てからも、
本が出版されてからのあれこれも書いちゃったりして。


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頂上に雲がかかっていることが多いのですが、この日はクリアーでした。
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# by endoms | 2008-03-22 17:04 | ごあいさつ