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ロンドンのすごさは安いこと!

ロンドンのすごさは安いこと!

なわけない。
世界で一番物価の高い都市の名誉?を何度も与えられている。
確かにすべてが高い。
特にポンドとの交換率が悪い日本円に換算すると。
マジ?って思うほどの高さ。

スーパーの平凡なサンドイッチ750円
ポールっていう流行のパン屋のクロワッサンは1個600円
(まじ ヤバイ!けどね。)
中華街できったない店でダックラーメンを食べると 
小さめのラーメンどんぶりで2,500円。

やってらんない。
ブルブル 震えたくなる物価。

でも、美術館はその物価のマイナス点を補う。

例えば
大英博物館には
ロゼッタストーンも
エジプトのミイラも
ギリシャの島々から 地中海の地域から運び込まれた(略奪だよね)
おびただしい数の壷や彫刻などの美術品
中国の陶磁器、イスラムのタイルに絨毯
世界が集まっている。

ヴィクトリア・アルバート美術館。
ここは私の一番のお気に入り。
昔に2回行ったときは
ドン・キホーテ状態の美術館。
暗く、迷路のようなごちゃごちゃした中に
ぎっしりあふれんばかりに素晴らしい展示物が並べられていた。

2年前に行ったときは
まったく洗練されていて、少しの展示品をテーマごとに見せる配置にして
膨大な数の美術品を収納庫に。
メインのシャンデリアも近代的な色ガラスのものに変わっていた。
近現代の生活文化をテーマにした展示会や講演会が開かれ、
70年代ファッション、インダストリアルデザインの所蔵品も多い。
月末の金曜日夜には中庭でパーティー。
昔の古いイメージを脱ぎ捨てようとしている。
というか、昔から最先端の生活美術品を蒐集していたことを再現しようとしている。


それに
wobbly bridge(と呼ばれていたという。開設当初ぐらぐらするんで)
を歩いてわたって 発電所跡のテート・モダン
ミロの色と質感
ピカソの「泣く女」はオーラがある。

ウイスラーの絵が堪能できる テート・ブリテン
建物もすばらしい。
周辺もアートナ感じ。

そして何よりも ナショナルギャラリー! 
年代順に整理され、
絵画の派ごとに展示された絵画の質と量。
印象派の絵がこれでもかというほど
フェルメールも、
宗教絵画も 
古代文明への神話への憧憬を描きこむ
数々の作品も
何度通っても、違う発見がある。

ロンドンのすごいところはこの美術館が全部無料!!

だから、今日はナショナルで
シスレーの絵だけ見てこよう なんてことが出来る。

だからやっぱり
ロンドンのすごさは安いこと! でもある。
by endoms | 2008-07-12 00:57 | 異邦人の見た世界