んちゃって英語ガイド

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アイヌの宗教観

連休 帰ってくるかも って脅していた(?)息子も仕事が忙しいらしく
メールで仕事の英語文書の添削を送ってきたきり
帰ってくる気配はない

彼のために時間を空けておいたのに  
でもこの悪天候

かえってよかった。

来週からは仕事がぎっしり
その準備に充てられる。

今日は
アイヌの英語説明を取りまとめ

アイヌの宗教
アニミズムですべてのものを神とした
カムイは神の国カムイモシリに人間の姿で済んでいて(gods,deities,spirits)
人間くさい感情を持ち欠点もある存在

神としてさらに上位に行くために
あるいは楽しい思いをするために時々人間界に降りてくる

その時には様々なものに姿を変える
クマなどの動物
フクロウなどの鳥
キビやアワなどの植物
風、水、海、山などの自然界の現象

そして、その姿を人間(アイヌ)への贈り物とした脱ぎ捨てて魂に戻りカムイの世界に戻っていく

中でも火の神様は人間と神々の交流をつかさどる通訳の役割
人造物にも神さまが宿る
道具や家、トイレ、入り口、窓 すべてに神さまがいるのでイナウルを飾り神さまへの敬意を示す

あまりにも数が多いので個別の神とされないのはサケと鹿
それぞれを群れとしてつかさどる神さまがいるとされる
主食だからね。

神さまの好物は
イナウ
イナウル

人間が作る酒


それを多くささげられた神様は
人間からの多くの感謝をもらったとして神さまの国で尊敬される

そして、
人間と神さまは互恵関係。
どちらが上でもない。
互いに支えあう。
人間がphysicalな姿で人間界にやってくる神さまを必要なように
神さまもイナウや酒をくれる人間の存在が必要だと考えた

神さまにもいい神様と悪い神さまがいる

たとえば
クマ

最高神だけど
人に危害を与えた熊は悪いカムイ
だからその悪い熊を仕留めても正式な儀式をしない
正式な儀式をされないクマ(神)はカムイの世界に戻れない

永遠に中途半端な場所にとどまる
あるいは可哀そうだとされて最低の儀式で送り返す


クマについては
一番貴重な資源、クマ猟は危険でもあり、村が総出で行う。
でも毛皮、クマの胃、クマ肉すべてが貴重で交易の材料にもなる大切な資源だった。
クマの狩りは主に春先にクマが冬眠から覚めたばかりのころ
クマが巣穴にいるときに捕まえるのが一番楽

空腹で弱く、覚醒していない、そして母熊には小熊がいることも多い

母熊はその場で神の国に戻す

でも、小熊は小さすぎて一人では神の国に帰るだけの力がない
だから、アイヌの家で母乳を与え、ある程度大きくなったら檻を作り
そこで神の国に帰れるようになるまで育てる。

そして、1年後、次の狩りのシーズンが始まる前に
盛大なイヨマンテをして、クマの神さまを神の国に戻す。
次のシーズンの豊漁を祈りながら。

その循環で生活が行われていた。
何世紀にもわたって同じ先祖の場所で小さな集落を作り
資源に応じたサイズの集落

時には異民族や別地方のアイヌ同志との戦いをしながらも
アイヌ文化は13世紀から大きな変化もなく
続いてきた。

やがて、江戸幕府が北海道を領地と考え測量し、北方警備の基地にし
資源の開拓やアイヌとの交易で基地を設け
やがてそれを民間への委託経営としていく

その間和人とアイヌの戦いが数回行われ
すべて武器力に優れた和人の勝利に終わったことから
アイヌ社会は和人に隷属をしいられる

そこからアイヌ文化の衰退が進められた。
和人による強制的な移住
アイヌ文化宗教慣習の禁止
日本語教育によるアイヌ言語の衰退
アイヌ自身が和人に同化したいという意識を持ち始める

そして
おきな変革は19世紀後半。
旧土人法の制定。


うん。

宗教観に次いで必要なのは
アイヌの死生観
生活工芸の織物や音楽、踊り、聖餐道具の狩り道具や漁業道具
交易品
など目に見える文化

さらに詳しく
和人や北方民族との交易の歴史
原日本人とは?
縄文人とのアイヌの関連
北米の少数民族との関連
アイヌのユーカラなどの口承文芸
近年の少数民族文化保護についての動き
白老の国立博物館設立への動き

それをまとめたらいつアイヌの話をしても良い準備ができる かも。
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by endoms | 2013-05-03 17:48