これはヤバイぞ。
今日で最後の日だと言うのに遣り残したことだらけ。
まず、まったくお土産の買い物に行ってない。
買い物はほとんどしてない。
ああ本や、書類や、パンフレットが溢れている。
これはスーツケースの重量オーバーになりそう。
買い物と郵便局が今日の必須。
それにパオさんの物を整理手伝ってあげるって約束してるから
彼女の家に行かなくちゃ。
それに、印象派の絵を見ることとルネサンスとマッキントッシュを見ることも忘れられない。
それに出来れば明日の交通手段の確認も。
まずは9時には郵便局で本などを送る。
次に、明日の駅まで歩いて確認。荷物を持って歩ける距離かな~・ちょっと迷う。
それから、ナショナルギャラリーへ。
今回は印象派だけをゆっくり見よう。
いつもおなじみの展示場所。なんど来ても良い。
モネの作品に新購入品が増えている。
ランチをして、病と癒しをテーマにしたガイドツアーに参加。
メディチ家がメディソンの語源であるという話を交えながら
いくつかの作品を病気をテーマに語ってくれる
ダウン症に間違われた赤ちゃん
梅毒の症状が現れた男性
ああ、名残惜しいけど、絶対見ておきたいから次はV&Aへ。
前に来たときに改装中だった西洋の中世からルネサンス期のセクション。
やっぱり劇的な変化を遂げていた。
なんてセンスの良い展示なんだろう。
それにインターアクティブでstudyセンターもあるし
写真をとってもいい美術館というポリシーもすごいと思う。
ポッターの作品は昔は隅のほうで不遇だったのに
2室も与えられている。
でも、前の雑多な感じのクッキー缶や縫いぎるみがなくなった。
原画の鉛筆跡を見ると絵が生きてるよう。
閉館ぎりぎりまでいて、
パオさんのところへ。
借りていた携帯電話を返さなきゃ。
バスに飛び乗る。
パオさんのアパートはナイツブリッジの一等地。
ハロッズからすぐ
ハービーニコルズでバスを降りて、角を曲がって、グッチの角を曲がるとすぐ。
こんなブランド街には私は住みたくないな~。
ごみ捨てるとき、どうする?
アラブ人ばかり目立つ。
散らかってるけど入って。
ウ~ん。今日の散らかりはすごいぞ。
パオさんは20年ぐらい倉庫にしまったきりだったものを家に運び入れては見たものの
力尽きて。。。
しょうがないよね79歳だもの。疲れるよね。
でも、足の踏み場もない。
なんとか1時間半で見違えるよう。
テラスで夕食。
彼女手作りのチキンスープ。おいしい~~。
パオさんの昔話を聞く。
亡くなったご主人は中国哲学研究の一人者で著作も多い。
ロイヤルアカデミーの会員だったらしい。
うん、WIKIでチェックしてみると確かにスゴイ。
彼は空軍に徴兵されたけど、オックスフォード大学出身でラテン語、フランス語、ドイツ語が出来たから、日本語を勉強するように命じられた。
そして、戦時中はタイなどで英国軍の日本語の通訳をした。
戦後は香港大学で中国研究、
きちんとした北京語を話せる人としてパオさんが紹介され、
そこで2人は恋に落ちたらしい。13歳も年上で。
パオさんの親が外国人との結婚に大反対だったんで
駆け落ち。
その駆け落ち先は日本だった。
なんか、よき時代のロマンス映画みたいね。
パオさんはイギリスに来て55年という。
70年以上も前のパオさんは毛皮の写真でお母さんと
隔世の感があるね。
ロンドン最後の夜にパオさんちで手作りのスープ。
それもいいかも。
で 愕然
あああ 買い物!
もう絶体絶命。。。無理。
だって、もう10時半。
多少は買ってあるけど・・・・