有能なライターのA子さん
雑誌の取材で有名男性翻訳家をインタビューした。
彼曰く
「仕事として翻訳家を志す男性に比べると、どうも女性には覚悟のない人が多い!」
はぁ? この性差別的な発言!
カッチ―ンと来て反論しかけた途端、我が身を振り返った。
覚悟をして仕事をしているか?
うううううんん。
モヤモヤしながらも
反論はそこそこにしちゃったんだよね~~。
おまえは 覚悟をして仕事をしているか!
はて??
そういえば、
知り合いの男性で「通訳者になる」覚悟はできている人がいる。
そのための勉強、能力は尊敬できるほど。
長年努力も惜しまない。
でも、覚悟するあまり?
通訳が上で、英語教師はその下 と公言。
「通訳できないから、英語教えてる」って私なんか言われちゃって
「覚悟する」のは自分だけにしてくれ~~と思ったことがある。
そもそも、
覚悟して「~~道」を歩くって決めて英語やってきたわけじゃない。
その時その時楽しいこと、したいことをつないで今になっただけ。
二股路に来た時は、
どっちが未完か
どっちが楽しいか
ルーンルン♪
未完で楽しいことだけ選んできた。
覚悟と正反対の立ち位置。
男性だから女性だから 違うって?
そんなことよりもっと問題なのは!
覚悟がないことは駄目なわけ!!!
ちっ! が! う!
この覚悟のなさは真剣でないということではない。
この覚悟のなさのために、無償の努力も惜しまない
この覚悟のなさには柔軟で幅広い寛容さがある
この覚悟のなさから思いがけないものが生まれる!
この覚悟のなさは、自分のやっていることを100%以上楽しんじゃうワクワク感が!
・・・・
覚悟のなさの利点について2人とも、
「覚悟をきめて」肯定論を延々と。
ジョッキ片手にって言いたいけど
お汁粉食べながら
だったわ・・・。
でもあとで、よーく考えると、
覚悟がないといいながら、
2人ともかなり「覚悟して」仕事している気がする。
女性を「覚悟がない」と断罪する
彼の姿勢に、
私は
反発したのかもな~。