んちゃって英語ガイド

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ウォレス と ピノキオ

笑っちゃう。

図書館でウォレスの小説を借りる。
えー日本語訳が出てたのねー
マイナーなのに。。
驚きながら疑わず
読み始める。

違和感。
なんかイメージと違うんだけど。。。

面白くジョーク満載で
しかも心がほのぼの

こんなはずではない。
深く人間存在を凝視する小説を期待していたのに。。。

でも、読み終わる。
訳者あとがきを読む。

なんか違う。ここでやっとネットでチェック。
別人だった!

ウォレス デビッドではなくダニエルを読んだのだった!
おバカ!
でも 楽しんだからいいか!

GOODだったジョークと自分の馬鹿さが重なる。

ダニエル・ウォレス著 小梨直訳 河出書房新社 2000年

『ビッグ・フィッシュ』

父親の最期を看取る息子の物語。
息子は父親からその人生の出来事を聞くのだが・・・

どれもこれもが fish story!
父親の一生がこんな楽しい物語に彩られたものだったら・・・
ひたすらその物語が楽しい。
作者はいう「理屈では理解できないものを、心でつかむための、物語は一つの方法なのだと思う。」

作品にはジョークがちりばめられている。
このジョークはいい。
p86-7

天国で門番に手を貸してやったイエスの物語だ。
ある日の事、イエスが天国の門でぺテロの仕事を助けてやっていると、
老人がひとり、歩いてきた。
門の前の一本道を、とぼとぼと。

〈おまえは天国に入れるようなことを、何かしたか?〉とイエスは老人にたずねた。
老人は答えた。
〈いいえ、たいしたことは何も。ただの貧しい大工として、静かに一生を送ってきただけでございます。唯一自慢できるものといえば、わが息子ぐらいのもので〉
〈息子?〉とイエスは興味をもった様子で聞きかえした。
〈はい、それが実にすばらしい息子なんです〉と老人は言った。
〈世にも稀な生まれ方をして、のちに偉大な変身を遂げ、あまねく世界に知られるようになって、今も大勢の人に愛されております〉

イエスは老人をじっと見つめ、
抱きついて、いった―――

〈父さん、父さん!〉



すると老人もイエスを抱きしめて――


〈ピノッキオか?〉
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by endoms | 2009-06-21 10:02 | ブックレビュー